モスバーガーが音楽レーベルを立ち上げた“意外”な理由
モスレコーズの存在が働く動機に
“MOS RECORDS”(モスレコーズ)プロジェクトが発表されたのは2024年4月だが、早くも採用における成果が出始めているという。
「うれしいことに、ホームページから応募のあった新規のアルバイト応募で、10代、20代の応募率が1.3倍程度に上がっている。さらに、『モスレコーズに入りたいのでアルバイトに応募しました』という人が、すでに10人以上いるとの報告も受けた」(太田氏)
実際、モスレコーズからデビューできる恩恵は相当インパクトがあるようだ。というのも、デビューまでフルサポートするだけでなく、デビュー後に受けられる恩恵も大きい。
その一つが、Apple Music、Spotify、TikTok、Instagram、YouTube Musicなどのほか、モスバーガーのオウンドメディアやSNSなど、50以上のプラットホームで世界185カ国にサブスク配信してくれる点だ。
さらに、「1300の店舗でデビューソングを流す、コラボグッズをつくるなど、目に見える形でさまざまな宣伝活動ができるのが一番大きなメリットだと考えている」と太田氏が話す通り、全国の店舗網を活用することによって絶大なプロモーション効果が期待できる。
これほどのバックアップ体制が充実している音楽レーベルからデビューできる可能性があることは、多くのアーティスト、クリエイターにとって大きな魅力であることは間違いなさそうだ。