「高い能力を持った」スタッフが辞めたくなる組織、辞めたくない組織
辞めたくない組織、辞めたくなる組織とは?
辞めたくなくなる組織をつくるためには、今すぐ組織で取り組むべき3つのステップがあります。この3ステップを順に取り組むことで離職率を0%にすることが可能です。現に当社クライアントでも離職率がゼロになり定休日をもうけていた店が年中無休になりました。
でも、その3つのステップを踏むことが「なぜ必要なのか」と思う人もいるでしょうから、まずは、従業員にとって、辞めたくないなと思うような組織とはどんなものかをまず理解しましょう。
人材不足に悩んでいたら、まずは自店舗に大きく貢献してくれているスタッフのやる気を高めることが重要です。スタッフが離職を考える理由の大部分が「私は会社に必要とされているのか?」と疑問を感じるときだからです。
多くの店長が新人の離職に気を取られるばかり古株が手薄になるのです。貢献をしてくれているし、店長として感謝の気持ちを伝えているのですが思うように伝わらずミスコミュニケーションが積もり、重なり、すれ違いが理由で離職に至るのです。
古株としても大きな不満があるのではないのですが、仕事にワクワクしなくなることでマンネリ化しオペレーション(仕事をこなす)のように仕事に取り組むようになります。仕事で刺激がなくなるというのがとても危険です。もちろん中にはルーティーンの仕事が大好き!という人もいますが、稀です。多くのスタッフは仕事をする意義を求めて小売業にやってきています。
次回、いよいよ具体的な3つのステップについては解説します。お楽しみに。
なりた・なおと
19歳でABCマートアルバイト個人売上日本一を獲得。マネージャーになり昨年度対比1位、2位の原動力となる。その後、PC専門店PCデポに入社し、7ヶ月で個人売上1億円を達成。翌年、「良い」よりも「成果が出る」をモットーに小売・サービス・飲食業専門コンサルティング会社「株式会社FamilySmile」を創業。現在は、一部上場企業を中心にコンサルティング・研修・講演を手がけ多くの店舗で昨年度対比120%を達成。中には、3年で売上2倍になる店も続出するほどコンサルティングには定評がある。その功績が認められ日本三大褒章の一つ中小企業のノーベル賞と言われる「東久邇宮文化褒章」を受賞。セミナー講師ナンバーワン決定戦「S-1グランプリ」初代グランプリを獲得。