ドラッグストアのサツドラホールディングス(HD)と生活協同組合コープさっぽろは12月20日、包括的な業務提携契約を結んだ。商流と物流を集約し、商品調達に関連するコストを削減する。
2021年をめどに食品はコープさっぽろを主体に、非食品はサツドラHD傘下のサッポロドラッグストアーを主体に、商流と物流の集約を順次進める。物流に関しては、コープさっぽろグループの北海道ロジサービスが担う。
両者は任意団体「北海道MD機構」を設立、商流・物流のほか商品開発や決済・ポイントサービス、システム開発などについて具体的な提携内容を協議する。
コープさっぽろの19年3月期の供給高(一般企業の売上高に当たる)は2815億円だった。
なお、サツドラHDは同日、20年5月期の業績予想を修正した。不採算店舗の閉鎖や新規出店計画の見直しにより、売上高は従来予想を下回り、店舗閉鎖に伴う特別損失の計上で純利益は赤字になる見通し。一方、新規出店費用が低下することで営業利益は従来予想を上回る。修正後の連結業績予想は、売上高が前期比5.3%増の891億円、営業利益が39.5%増の6億円、純損益は1億5000万円の赤字(前期は2900万円の黒字)となっている。