ファーストリテイリング傘下のユニクロと東レは9月17日、古いダウンを店頭で回収し、新しいダウンの素材として再利用する取り組みを始めると発表した。ペットボトルから作られるリサイクル繊維もTシャツなどの素材として活用する。
今月からユニクロの国内店舗で古くなった「ウルトラライトダウン」の回収を始める。東レが開発した技術により商品からダウンだけを取り出し、洗浄工程を経て新しいダウン商品の素材として活用する。2020年秋冬シーズンから、リサイクル素材を一部使用したダウン商品の販売を開始する予定。
ペットボトルから作られるリサイクル繊維は、高い速乾性を持つ機能性繊維「ドライEX」の素材として利用する。東レが開発した新しいリサイクルポリエステルを使用し、20年春夏シーズンから生産を始める。