ドラッグストア「ゲンキー」を展開するGenky DrugStores(福井県坂井市)は7月19日、2022年6月期末までの3年間で230店舗を出店する中期経営計画を発表した。店舗数を19年6月期末に比べて211店舗多い463店舗に増やし、売上高1500億円を目指す。
同社は現在、福井、岐阜、石川、愛知の4県で店舗展開している。今後3年間で石川に76店舗、愛知に92店舗を集中出店し、シェアを高める。4県以外にも20店舗を出店する予定だ。
生鮮を含む食品の構成比を高めることで他のドラッグストアとの差異化を図るほか、来店頻度を高めることで7000人商圏でも収益を確保できる店舗を出店していく。同社はドラッグストア業界では初となる生鮮加工センターを8月から稼働させ、生鮮加工に伴うコストを下げる。
同日発表した19年6月期の連結業績は、売上高が前期比9.5%増の1038億円、営業利益は2.0%減の40億円だった。売上高構成比は食品が61.2%と圧倒的に高く、雑貨は13.9%、化粧品は12.9%、医薬品は10.2%、その他が1.8%だった。