イオン系食品スーパーのマックスバリュ東海(静岡県長泉町)とマックスバリュ中部(名古屋市)は9月1日付けで合併し、本社を浜松市に移す。存続会社はマックスバリュ東海で、マックスバリュ中部は8月29日に上場廃止となる。
新会社の社名はマックスバリュ東海で、2027年2月期に連結ベースで営業収益5000億円、営業利益200億円を目指す。店舗数は同期までに350店舗に増やす計画だ。
合併に先立ち、両社はディスカウントストア(DS)事業をイオンビッグ(名古屋市)に移管する。マックスバリュ東海の店舗数は19年2月期末で156店舗、このうちDS業態の「ザ・ビッグ」が35店舗となっている。一方、マックスバリュ中部は120店舗のうち14店舗がDSの業態「ザ・ビッグ エクスプレス」だ。
19年2月期の両社の営業収益を単純合計すると約4000億円だが、DS業態移管の影響もあって、合併後のマックスバリュ東海の20年2月期の営業収益は3500億円程度となりそうだ。
■統合新会社発足時の役員体制(2019年9月1日、社外取締役を除く)
新役職 | 氏名 | 現役職 |
---|---|---|
取締役 | 神尾啓治 | マックスバリュ東海 代表取締役社長 |
同 | 山田憲一郎 | マックスバリュ東海 常務取締役 |
同 | 近藤健司 | マックスバリュ東海 取締役 |
同 | 高橋誠 | マックスバリュ東海 取締役 |
同 | 鈴木芳知 | マックスバリュ中部 代表取締役社長 |
同 | 作道政昭 | マックスバリュ中部 取締役 |