バイヤー必見!今行くべき専門店 日本人に馴染み深い!?イタリアンスイーツで注目の3店

2022/07/21 05:55
    有木 真理 (ホットペッパーグルメ外食総研所長)
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     イタリアンスイーツに注目が集まっている。イタリアンスイーツといえば、皆さんは何を思い浮かべるだろうか。ティラミス、ジェラートなど耳慣れた商品も多いはずだ。

     なぜ、いまイタリアンスイーツに注目が集まっているのか。イタリアンは、スイーツに限らず、パスタやピッツァなど日本でなじみの多いメニューが多数存在する。過去には「イタ飯」という言葉が一世を風靡したほどだ。このように非常になじみの深いジャンルであるため、次々とヒット商品が生まれやすい傾向にある。

     それに加え、前回のカレーパンの記事でも記述した「0.7食」ブームの影響も否めない。これはコロナ感染拡大により人々のライフスタイルが変化し、リモートワークなどで日常の活動量が減ったことで、3食のうちの1食を「おやつ以上食事未満の“0.7”食程度」にする人が増えたというものだ。

     実はイタリアでは、「スプンティーノ」という、少ししっかりめのスイーツとお茶を楽しむ食文化があり、昨今は0.7食の影響を受けてか、そのしっかりめのスイーツを中心に、イタリアンスイーツに関心が高まっている。

     そこで今回は、注目のイタリアンスイーツで、消費者のニーズを満たすヒントとなりそうなお店や、メニューを紹介しよう。

    ① マリトッツォ・ブームの
    立役者「イータリー」

     「イータリー銀座店」
    「イータリー銀座店」

     こちらはいわずと知れた、イタリア食材を扱うグロサリーとレストランが一体となった人気店だ。

     「買って、食べて、学ぶ」をコンセプトに、イタリアの食材を様々な角度で提案し、イタリアの食の文化や歴史に触れることができる。そのラインナップはイタリア本国のトラディショナルなものから、今日本でトレンドになっているものまで幅広く、スイーツも常に最新のトレンドを抑えている。昨今のスイーツトレンドを語る上で欠かせない「マリトッツォ」も早くから商品化し、同メニューを日本でメジャーなスイーツにした“立役者”の1店といっても過言ではない。

     同店のマリトッツォは、コロンとした見た目のかわいさが特徴だが、食べごたえは十分で、1食を0.7食に置き換えるとしたら最適だ。

     マリトッツォはイチゴやピスタチオ、ティラミス味など定番のものに加え、季節のフルーツでアレンジしたり、ドラトッツォ(どら焼きでアレンジ)、ニクトッツォ(ハンバーガーのように肉を挟んで)など、さまざまな派生商品が登場したことでよりブームが加速した。今後、さらなる「〇〇トッツォ」の登場にも期待したい。

    いまやイタリアンスイーツのメジャーとなった「マリトッツォ」もいち早くから商品化した
    イータリーは、いまやイタリアンスイーツのメジャーとなった「マリトッツォ」もいち早くから商品化した

    店舗名 : 「イータリー銀座店」
    所在地 : 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F
    営業時間: 11:00~23:00(カフェ・マーケットは10:30~22:30)
    定休日  :不定休

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    記事執筆者

    有木 真理 / ホットペッパーグルメ外食総研 所長

    飲食チェーン店での勤務やフードコーディネータ、リクルートライフスタイル沖縄の代表取締役社長を経て、現職。東京と沖縄の2拠点生活を送りながら、現在は販促渉外部長も兼任。外食回数年間300回と、大の外食好きで、日本各地の外食事情に詳しく、立ち飲みから超高級店まで幅広いジャンルに精通。食を通じて「人」と「事」をつなぐ活動のオーガナイザーとしても活躍。沖縄スポーツ関連産業協会の理事も務めているため、食以外にも観光、スポーツにも関わっていることから外食だけでない視点での食トレンドを語ることができる。

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