消費者調査で判明!コンビニに「売場の楽しさ」が求められている事情

文:櫻田 琢也(ニールセンIQ コンシューマー・インサイト)
調査:ニールセン・アイキュー・ジャパン
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ブランドパワー大

昨年と比較すると既存店売上高もお客の来店動向も回復傾向にあるコンビニエンスストア(CVS)業界。SEIスコアも、上位3社は上昇傾向を示している。一方、コロナ禍で買物ルーティンを見直し始めた消費者にとって、CVSに求める要素も変化していることが調査で明らかになった。

各社ともSEIスコアが回復

図表❽コンビニエンスストアのSE(I 全国) まず、コンビニエンスストアのSEIランキングを見てみよう(図表❽)。CVS市場ではシェア・店舗数ともに1位の「セブン-イレブン」(企業名:セブン-イレブン・ジャパン)がブランド力でも他を引き離す4.2というスコアを叩き出した。同社のSEIスコアは、昨年から0.2ポイント(pt)上昇していて、その傾向は2 位の「ローソン」(昨年より0.12pt上昇)、3位の「ファミリーマート」(昨年より0.02pt上昇)にも当てはまる。

セブンイレブンの外観
CVS市場ではシェア・店舗数ともに1位の「セブン-イレブン」がブランド力でも他を引き離す4.2というスコアを叩き出した

「売場のエンタメ性」の重要度高まる

 CVS市場におけるブランド力について、22年に特徴的なのは、

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