バスクリン、「医薬品との境にある商品」の開発に力
9月1日に社名をツムラライフサイエンスからバスクリン(東京都)に変更した同社の古賀和則社長――。
古賀さんは、新生バスクリンの主力事業として「医薬品との境にある商品」の開発を目指す。
薬事法上、確固たる効用は謳えないものの、確実に効き目のある商品は、いまでも数多くある。
しかもそれらが存在するのは、決して、ニッチな市場ではない。そこでバスクリンは、ごまんとある可能性の中から潜在性のありそうな分野の開発を進め、商品化に努めたいとしている。
同社は、すでに自宅で湯治ができる「きき湯」や女性用の薬用育毛ローションの「モウガL モルティ」といった商品でスマッシュヒットを放っている。
社名から「ツムラ」の名前を外し、ツムラグループから完全独立するのを機に、「自然のチカラで、人間本来のチカラを取り戻す」というメッセージのもと、消費者の声にこたえる商品やサービス開発に専心する。
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