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物価予想、1年後に「上がる」62.4% 中銀デジタル通貨「知っている」2.5%=日銀調査

千葉県のスーパーで買い物をする人
4月7日、日銀が7日に発表した2021年3月の「生活意識に関するアンケート調査」(第85回)によると、1年後の物価が「上がる」と予想する回答者は62.4%となり、前回12月調査の60.0%から増加した。写真は千葉で昨年5月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 7日 ロイター] – 日銀が7日に発表した2021年3月の「生活意識に関するアンケート調査」(第85回)によると、1年後の物価が「上がる」と予想する回答者は62.4%となり、前回12月調査の60.0%から増加した。数値予想は平均が3.7%上昇、中央値は2.0%上昇だった。5年後に「上がる」は12月調査の76.4%から75.8%に減少した。毎年の変化率予想は平均値が4.0%上昇、中央値が2.0%上昇だった。

日銀は2%の物価安定目標の実現には家計や企業のインフレ期待の高まりが重要と位置づけており、同アンケートは家計のインフレ期待の動向を把握する指標の1つとなっている。

調査期間は2021年2月5日━3月3日。全国の満20歳以上の個人を対象に行った。標本数4000人に対し、有効回答者数は2244人(有効回答率56.1%)。

今回の調査では、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の認知度に関する質問も設けられた。中央銀行デジタル通貨(CBDC)という言葉について「見聞きしたことがない」との回答が76.2%、「見聞きしたことはあるが、よく知らない」が18.9%、「知っている」は2.5%だった。