物価予想、1年後に「上がる」68.2%、中銀デジタル通貨「知っている」3.2%

ロイター
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日銀と日本の国旗
10月11日、日銀が発表した「生活意識に関するアンケート調査」(第87回<21年9月調査>)によると、1年後の物価が「上がる」と予想する回答者は68.2%となり、前回6月調査の66.8%から増加した。写真は都内で2015年5月撮影(2021年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 11日 ロイター] – 日銀が11日に発表した「生活意識に関するアンケート調査」(第87回<21年9月調査>)によると、1年後の物価が「上がる」と予想する回答者は68.2%となり、前回6月調査の66.8%から増加した。数値予想は平均が4.3%上昇、中央値は3.0%上昇だった。

5年後に「上がる」は6月調査の79.3%から78.1%へ減少した。毎年の変化率予想は平均値が4.2%上昇、中央値が2.0%上昇だった。

調査期間は8月6日━9月1日。全国の満20歳以上の個人を対象に行った。標本数4000人に対し、有効回答者数は2209人(有効回答率55.2%)。

日銀は2%の物価安定目標の実現には家計や企業のインフレ期待の高まりが重要と位置づけており、同アンケートは家計のインフレ期待の動向を把握する指標の1つとなっている。

調査では、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の認知度に関する質問も設けられた。中央銀行デジタル通貨という言葉について「見聞きしたことがない」との回答が75.7%(3月調査は76.2%)、「見聞きしたことはあるが、よく知らない」が18.6%(同18.9%)、「知っている」は3.2%(同2.5%)だった。

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