吉野家HDが買収!京都の人気チェーン「キラメキノトリ」の実力を探る
ラーメン事業強化の吉野家HDが目をつけた味はいかに
店に入ると「いらっしゃいませ」と元気のよい声をかけられた。まず券売機の前に立ち、メニューを選んだ。この店の看板は「鶏白湯らーめん」と「台湾まぜそば」。バスの中で、ある程度のあたりをつけていたが、いざ決めるとなると心が揺らいだ。
結局、「鶏白湯らーめん味噌」の「キラメキスペシャル並1190円」を選択。お勘定コーナーに進むと、「ご一緒にいかが」みたいな感じで、サイドメニューを提案してきた。初めての店で緊張していた私は、思わず「キラメキの豚丼」のボタンを押してしまった。

案内されたカウンター席へ移動し、料理がやってくるのを待った。
店内を観察すると、カウンター8席、4人掛けテーブルが3台が設置されている。ランチタイムを外したためか、お客は7割程度の入りでちょうどいい感じだ。男女比は8:2で圧倒的に男性が多い。サラリーマン風、学生風のほか、やや年配のカップルも見られた。
6〜7分が経過し、最初にきたのが豚丼、しばらくして主役のラーメンが到着した。運んできてくれた若い男性スタッフに「写真を撮ってもいいですか?」と聞くと、「いいですよ」とのことだったので数枚撮る。

まずはラーメンのスープから。レンゲですくい、口へ持っていくとかなり濃厚な味わい。おぉ、これが吉野家HDが手に入れたかった味かと思いつつ、飲み込んだ。

続いて麺である。公式Webサイトによれば、「私達は国内産小麦の中でも3種類の北海道産小麦をオリジナルブレンド。3種類の小麦のそれぞれの特徴(風味・食感・喉越し)を生かした配合となっています」とあり、かなりのこだわりがあるようだ。

実際食べて見ると、しっかりとした食感でとてもおいしい。口コミサイトを見ても、麺を評価する声が多く、この店の大きな特徴となっているようだ。時々、豚丼、さらにテーブルにあった「カレーパウダー」でラーメンを味変しながら完食。ふーっ!おいしかった。私にとってはかなりのボリュームで、お腹がいっぱいになった。

大満足で店を出た。食事を思い出しながら、定期的に食べたくなるだろうなと思いながら、帰りのバスに乗っていた。
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