京都の眺望を楽しみながら味わう本格中華、好立地なのにリーズナブルな理由は?

2024/03/15 05:59
森本 守人 (サテライトスコープ代表)
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眺めは最高、本格的な料理、しかも老舗で、場所は一等地──。となれば、その飲食店はおそらく高級である。ましてここは世界中から観光客がやってくる京都。少なくとも安価ではないと想像できる。しかし、そんな好条件にありながらもコストパフォーマンスに優れたランチを食べられる中華料理店がある。早速、案内しよう。

河原町で「純北京料理」を食べる

観光地を歩き、お腹を空かせる

 京都を代表する繁華街といえば「河原町」である。風情ある街並みの「先斗町」、居酒屋が立ち並んで活気のある「木屋町」も近い。飲みに行く話が出ると、大抵は「河原町に行こう」という流れになる。社会人はもちろん、大学が多い京都では学生にも人気だ。

京都を代表する繁華街の「河原町」

 今回は、そんなエリアにある店で食事をするという話である。場所は、四条河原町交差点から南200m、徒歩3分の至近だ。

 早速、その店で食事といきたいところだが、まずは街を歩いてお腹を空かせることにする。

 最初に訪れたのは四条河原町交差点から徒歩8分ほどの距離にある「建仁寺」。京都最古の禅寺で、建立されたのは鎌倉時代初期の1202年(建仁2年)。京阪電鉄の祇園四条駅からもすぐにアクセスできるためか、最近は外国人観光客の姿もよく目にする。

四条河原町から徒歩8分ほどの距離にある「建仁寺」

 次は東の方向へ進み、祇園の花見小路通を歩く。伝統的な和風建築が集積、電線も地中に埋められている保存地区。雰囲気たっぷりだが、よく見ると、そこかしこに「私道での撮影禁止」との看板が立っている。どこからどこが私道なのかは判然としないが、周辺の小道ではなくメーンの花見小路通であれば問題はないだろう。

 せっかくだからと、「八坂の塔」にまで足を伸ばしてみる。このあたりで撮影した写真はかなり映える。京都へ旅行に行き、この周辺の様子を押さえておけば間違いない。さらに清水寺まで足を伸ばせば完璧である。

せっかくだからと、「八坂の塔」にまで足を伸ばしてみる

 これだけ歩くと、もうお腹の空き具合もちょうどよい感じになっている。スタート地点の四条河原町交差点に戻り、お店へ向かう。数分後に到着したのは本日の目的地である中華料理店「桃園亭」である。

中華料理店「桃園亭」の外観
入口の両サイドには大きな獅子が飾られている

 入口の両サイドには大きな獅子が置かれており、立派な外観だ。早速、料理店へ入る。不思議なことに1階ではなく、なぜか13階にある。

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好立地の秘密
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記事執筆者

森本 守人 / サテライトスコープ代表

 京都市出身。大手食品メーカーの営業マンとして社会人デビューを果たした後、パン職人、ミュージシャン、会社役員などを経てフリーの文筆家となる。「競争力を生む戦略、組織」をテーマに、流通、製造など、おもにビジネス分野を取材。文筆業以外では政府公認カメラマンとしてゴルバチョフ氏を撮影する。サテライトスコープ代表。「当コーナーは、京都の魅力を体験型レポートで発信します」。

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