フジ(愛媛県松山市)はディスカウントストア(DS)業態の「フジ・ZY北条店」(同、売り場面積635平方メートル)を10月末で閉鎖する。同じ場所に店舗を建て替え、小型のスーパーマーケット(SM)として2019年夏に開業する予定だ。
1972年にオープンしたフジ北条店を2009年にDS業態に転換し営業を続けてきたが、老朽化が進んでいることもあって建て替えを決めた。一次商圏内は高齢化が進行していることから、「健康」「個食」「簡便・即食」といったニーズに対応できる小型SMとして営業を再開する。
同社は広島市内の「フジ・ZY三入店」も通常のSM業態に転換し、5月18日に「フジ三入店」としてリニューアルオープンした。
DS業態を閉鎖する一方で、フジでは今年に入って、5月、6月、9月と3回の値下げを実施、食品・日用品など計700品目の価格を引き下げている。