コーナン商事、中間決算は増収も営業・経常利益は減益

コーナン商事(大阪府)が10月9日に発表した2026年2月期第2四半期決算(連結2025年3月1日~8月31日)は、営業収益が前年同期比3.3%増の2,650億4,900万円、営業利益が7.6%減の147億200万円、経常利益が10.8%減の137億3,000万円となり、増収も営業・経常減益で上期を折り返した。
上期は、PRO商材や夏物季節品、日用品などを中心に売上を伸ばし、売上高は3.3%増の2,562億9,700万円に伸長。一方、売上総利益率が0.11ポイント低下して36.95%となったことから、売上総利益は27億2,900万円増にとどまり、計画比で97.9%の未達となった。
売上総利益に営業収入を加えた営業総利益は30億6,000万円増の1,034億5,600万円。販管費は42億6,100万円増えて887億5,400万円となり、営業利益は前年同期に比べ12億200万円減少した。
既存店売上高は、夏物季節商品や日用品、食品などで伸長したが、8月は前年の防災用品特需の反動をカバーしきれず大幅減となり、上期累計で0.7%減と前年割れ。既存店客数も8月のマイナスが響き2.0%減で推移したが、既存店客単価は1.4%増と伸長した。
上期の商品部門別売上は、ホームインプルーブメント(DIY用品・PRO商材・園芸・リフォーム)が3.7%増の1,234億6,200万円、ハウスキーピング(家庭用品)が2.3%増の796億7,600万円、ペット・レジャー(ペット・レジャー用品)が0.4%増の366億1,500万円、食品(フード・酒類)が19.2%増の86億5,500万円、その他(100円ショップ、灯油、自販機)が5.6%増の78億8,600万円だった。
2026年2月個の連結業績については、営業収益で4.4%増の5,236億円、営業利益で2.4%増の256億円、経常利益で3.0%増の240億円を見込み、増収増益での着地を予想した。






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