三菱商事都市開発、大阪・平野区でNSC開発に着工　2027年冬完成予定

　三菱商事都市開発（東京都）と奥村組（大阪府）は9月22日、大阪市平野区においてNSC（近隣型ショッピングセンター）の新築工事に着手したと発表した。竣工は2027年冬を予定している。

　同計画は、奥村組の所有地を三菱商事都市開発が借地して商業施設および物流施設を開発するもので、今回着工するNSCには、核テナントとしてスーパーマーケットと家電量販店の出店を予定している。

　NSC（Neighborhood Shopping Center）は、食品スーパーマーケットを核店舗とし、近隣住宅街を商圏とする比較的小規模なショッピングセンターのこと。三菱商事都市開発では「近隣型ショッピングセンター」と位置付けている。

　計画地はJR関西本線「平野」駅から徒歩2分の生活道路沿いに位置し、周辺は中低層住宅を中心に町工場も混在する。また、計画地西側には大阪内環状線が通り、自動車でのアクセスも良好で、広域からの集客も見込まれる。三菱商事都市開発と奥村組は、同計画地の特性を生かしたNSCの開発事業を行うとしている。

【(仮称)大阪市平野区複合開発計画(商業)　概要】
所在地(地番)：大阪府大阪市平野区平野北1丁目8-2
交通：JR関西本線「平野」駅 徒歩2分
敷地面積：8,255㎡（約2,497坪）
延床面積：20,633㎡（約6,241坪）
構造・規模：鉄骨造、地上4階建
設計・施工：森本・大豊特定建設工事共同企業体
テナント：スーパーマーケット、家電量販店ほか
竣工：2027年冬（予定）