イズミ、第1四半期決算は営業収益が25.5%増

イズミ(広島県)が7月10日に発表した2026年2月期第1四半期決算(2025年3月1日~5月31日)は、営業収益が前年同期比25.5%増の1,365億3,800万円、営業利益が6.0%増の61億6,100万円、経常利益が0.1%減の60億5,600万円となり、営業収益は大幅に増加した。
小売事業の営業収益については26.3%増の1,319億6,600万円、営業利益は5.1%増の46億8,200万円と大きく伸長した。
2024年2月に発生したランサムウェア感染によるシステム障害の影響が一巡し、前年同期に商品供給やシステムの停止による店舗運営体制へのさまざまな影響を受けた直営売場では、客数が大きく回復して販売が堅調に推移。
また、連結子会社ゆめマート熊本が運営する「サニー」事業を継承し、70店舗を加えたことで九州のドミナンスをより一層強化したことが大幅な増収につながった。今後は、「サニー」が持つノウハウを既存店舗へ波及させることで、収益力の高い「新規SM事業」をつくり上げ、GMSと並ぶ収益の柱へ育てていく。
営業総利益は89億8,500万円増の537億2,300万円。販管費は、サニー事業承継に伴う人件費や賃借料、のれんなどの増加、昨年のシステム障害の影響で抑制された広告宣伝費の増加などで、前年同期に比べて86億3,500万円増の475億6,100万円に膨らんだが、営業総利益の増加額内にとどめたことから、営業利益で3億5,000万円増加した。
2026年2月期の連結業績については、営業収益で12.6%増の5,901億円、営業利益で20.7%増の307億円、経常利益で18.2%増の304億円と2ケタの増収・増益を計画した。





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