DCM、第1四半期は減収で営業・経常減益

DCMホールディングス(東京都)が6月27日に発表した2026年2月期第1四半期決算(連結2025年3月1日~5月31日)は、営業収益が前年同期比2.2%減の1,383億2,700万円、営業利益が5.4%減の96億8,500万円、経常利益が1.6%減の91億5,500万円となり、減収、営業・経常減益で今期をスタートした。
第1四半期は、販売面では3月が気温上昇に伴って除草関連商品や殺虫剤などが好調に推移したが、4月以降は気温が上がらない日も多く、多雨だったこともあって屋外作業用品やバーベキュー関連商品は低調に推移した。
DCMブランド商品については、原材料価格の上昇と円安による仕入価格の上昇、物流コストの上昇などの影響を受けたが、環境に配慮した商品開発、節電や節約商品の新規展開、販促強化などに取り組んだ効果もあり、売上高構成比率を引き上げた。
商品部門別の売上高については、園芸部門が前年同期比4.1%減の266億8,400万円、ホームインプルーブメント部門が2.3%減の264億6,700万円、ホームレジャー・ペット部門が4.6%減の191億8,700万円、ハウスキーピング部門が1.0%減の198億7,800万円、ホームファニシング部門が4.5%減の144億2,600万円、ホームエレクトロニクス部門が6.4%減の100億6,000万円で、全部門で前年割れとなった。
連結ベースの売上高は2.3%減の1,361億6,100万円。売上高の減少で売上総利益は6億8,300万円減の473億7,200万となったが、売上総利益率は0.32ポイント改善して34.79%に上昇。営業総利益は5億9,100万円減少し、販管費は4,400万円減少したものの営業総利益減少分をカバーしきれず、営業利益を5億4,800万円減らした。
なお、2026年2月期の連結業績については、営業収益で1.7%増の5,536億円、営業利益で5.3%増の350億円、経常利益で8.4%増の336億円を見込み、増収増益の決算を計画した。





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