2月都内物価、2.2%上昇=伸び鈍化も、コメ最大の77%プラス―総務省

時事通信社

東京都内のスーパーで買い物する人たち
〔写真説明〕東京都内のスーパーで買い物する人たち=21日(EPA時事)

 総務省が28日発表した2月の東京都区部消費者物価指数(中旬速報値、2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が108.5と、前年同月比2.2%上昇した。プラスは42カ月連続。政府の電気・ガス代支援策再開で、伸び率は4カ月ぶりに鈍化した。ただ、食料品高は続いており、米類は77.5%上昇と5カ月連続で過去最大の伸びとなった。

 エネルギー全体の上昇率は6.9%(前月は13.3%)。政府の負担軽減策が1月から再開し、電気代が9.0%(同17.5%)、都市ガス代が3.7%(同10.5%)にそれぞれ伸びが縮小した。

 生鮮食品を除く食料は5.0%上昇。需給の引き締まりなどで米類の高騰が続いたほか、原材料価格が上がっているチョコレートも32.6%上昇と50年ぶりの高い伸びとなった。生鮮食品は18.4%値上がりし、3カ月連続で2桁の上昇だった。 

 生活実感に近い生鮮食品を含む総合指数は2.9%、生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は1.9%それぞれ上昇した。 

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