注目のキーワード
  • x
  • facebook
  • rss

昨年11月の経常黒字3.3兆円=貿易収支が改善

時事通信社
Pocket

東京港の青海コンテナ埠頭
〔写真説明〕東京港の青海コンテナ埠頭=2024年10月、東京都内(AFP時事)

 財務省が14日発表した2024年11月の国際収支速報によると、海外とのモノやサービスの取引、投資収益の状況を示す経常収支は3兆3525億円の黒字だった。黒字額は前年同月比54.5%の大幅増で、11月としては過去最大。貿易収支が改善したことなどから、22カ月連続の黒字となった。

 輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は979億円の黒字(前年同月は6833億円の赤字)に転じた。輸出額は半導体等製造装置が伸び、2.8%増の8兆9104億円となった。輸入額は5.7%減の8兆8124億円。エネルギー価格が下落し、原油や石炭の輸入額が大幅に減少した。 

 サービス収支は2386億円の黒字。8カ月ぶりに黒字転換し、11月としては過去最大の黒字だった。訪日客の増加で旅行収支が好調だったことが寄与し、黒字幅は前年同月の約3倍に膨らんだ。

 配当金や利子の収支を示す第1次所得収支は13.0%増の3兆4373億円の黒字だった。化学・製薬や食料品分野の海外子会社からの配当が増えた。 

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2025 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態