イトーヨーカ堂(東京都)は10月28日、神奈川県内の「ヨークマート」と「ヨークフーズ」21店舗で10月から「フードドライブ」を開始したと発表した。これにより、イトーヨーカ堂のフードドライブ常設実施店舗は100店舗となる。
同社の「フードドライブ」は、家庭で余った未使用食品や食べきれなかった食品を店舗に持ち込み、フードバンクや自治体、社会福祉協議会を通じて、支援が必要な施設や団体、子ども食堂などに届ける取り組みである。この活動は2020年6月に横浜別所店で始まり、2024年8月時点で累計15万5千トンの食品が回収されている。
セブン&アイグループは、環境宣言「GREEN CHALLENGE 2050」を掲げ、2050年までに食品廃棄物量を75%削減することを目指している。フードドライブはその一環として、食品ロス削減に寄与する活動である。
また、食品ロス削減のための「てまえどり」活動の啓発資材を設置し、消費者への周知を図るなど、積極的な取り組みを続けている。さらに、食品ロス削減の日に向けて子ども向けワークショップを開催し、未来世代への啓発活動にも力を入れている。
同社は今後も地域社会の拠点としての役割を果たし、顧客や地域と連携しながら社会課題の解決に取り組んでいくとしている。