イオン北海道、『イオン釧路店』に衣料品等の海上輸送による店舗配送を開始
イオン北海道（北海道）は、イオングローバルSCM（千葉県）、栗林商船（東京都）、センコー（大阪府）と連携し、10月29日より『イオン釧路店』（釧路郡）に納品する衣料品やくらしの品、食料品の一部について、RORO船（苫小牧港発、釧路港着）を活用した海上輸送による店舗配送を開始した。
イオンは、今年5月に海上輸送の実験を行っており、課題を精査・解決して通常稼働可能なオペレーションを構築した。
今回の取り組みでは、RORO船が運航する月曜日・火曜日・金曜日・土曜日にくらしの品や衣料品の一部を配送し、食料品はトラックに積載しきれない場合にRORO船を利用する計画だ。これは順次拡大し、来春には釧路市内や厚岸町、根室市内の店舗でも実施する予定である。
海上輸送に変更することにより、陸上輸送で使用するトラック便の削減や、それに伴うドライバー不足の解消およびCO2排出量の削減が見込まれる。
釧路市内や厚岸町、根室市内の店舗配送にRORO船を活用した場合には、トラック運行距離は10,914時間削減（約83％削減）、CO2排出量は302.8t-CO2削減（約55％削減）の効果が期待される。また、冬季の降雪や災害により、陸路や鉄道が遮断された場合の輸送（BCP対策）として活用することも可能だ。
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