【ニューヨーク時事】米ホームセンター大手ホーム・デポが１３日発表した２０２４年５～７月期（第２四半期）決算は前年同期比０．６％の増収、２．１％の減益だった。既存店舗の売上高は３．３％減で、ロイター通信によると、市場予想より落ち込んだ。住宅ローン金利や住宅価格の高止まりが重荷となっている。
デッカー最高経営責任者（ＣＥＯ）は「この四半期は高金利やマクロ経済の不透明感により消費需要が圧迫され、住宅改装への支出が減少した」と分析。一方、「住宅改装需要を支える長期的なファンダメンタルズは強い」とも述べた。
２５年１月期通期の見通しについては、既存店舗の売上高を前期比３～４％減と見込み、従来予想の約１％減から下方修正した。
５～７月期の売上高は、造園や屋根工事の資材を販売する米ＳＲＳディストリビューションの買収完了に伴い、１３億ドル上積みされた。通期の売上高も６４億ドル押し上げると想定されている。
◇ホーム・デポ（ＨＤ）決算の概要
２４年５～７月期 前年同期
売上高 ４３，１７５ ４２，９１６
純利益 ４，５６１ ４，６５９
１株利益 ４．６７ ４．６８
（注）売上高と純利益の単位は１００万ドル、１株利益は調整後、ドル