6月消費支出1.4%減=2カ月連続マイナス、電気・ガス節約―総務省

時事通信社
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東京都内のスーパーで、商品を手に取る買い物客
〔写真説明〕東京都内のスーパーで、商品を手に取る買い物客=19日(AFP時事)

 総務省が6日発表した6月の家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は28万888円で、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比1.4%減少した。マイナスは2カ月連続。5月使用分(6月請求分)の電気・ガスへの政府による負担軽減策が縮小。使用量を節約する動きにつながり、光熱・水道の支出が減少したことなどが影響した。

  項目別では、電気代が9.1%、ガス代が5.8%それぞれマイナス。物価高により、食料のうち生鮮野菜は購入頻度や数量が抑えられ、5.4%減少した。住居は23.6%減。前年に台風や大雨の被害を受け、設備修繕・維持が多かった反動もあるとみられる。