総務省が19日発表した6月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が107.8と、前年同月比2.6%上昇した。上昇は34カ月連続。政府の負担軽減策が半減されたことなどが影響し、電気代や都市ガス代が値上がりした。
エネルギー価格全体の上昇率は前年同月比7.7%と、前月の7.2%から拡大した。電気代が13.4%上昇したほか、都市ガス代は3.7%上昇と1年1カ月ぶりにプラスとなった。政府の負担軽減策は5月使用分(6月請求分)まででいったん終了するが、8月使用分から再開されるため、今後も物価指数の動向に影響を与えそうだ。
生活実感に近い生鮮食品を含む総合指数は2.8%、生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は2.2%それぞれ上昇した。