総務省が31日発表した5月の東京都区部消費者物価指数(中旬速報値、2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が106.7と、前年同月比1.9%上昇した。33カ月連続のプラス。電気代の値上がりで、伸び率は前月(1.6%)を上回った。
電気代は再生可能エネルギー促進のための「賦課金」の引き上げなどが響き、13.1%上昇した。生鮮食品を除く食料は3.2%上昇。一方、高校授業料の実質無償化により、授業料等は15.3%下落した。
生活実感に近い生鮮食品を含む総合指数は2.2%、生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は1.7%それぞれ上昇した。