総務省が26日発表した4月の東京都区部消費者物価指数(中旬速報値、2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が106.4と、前年同月比1.6%上昇した。32カ月連続のプラス。ただ、伸び率は前月(2.4%)から鈍化し、22年3月(0.8%)以来、2年1カ月ぶりの低さとなった。
生鮮食品を除く食料は3.2%上昇に伸びが低下。都が高校授業料の実質無償化について今年度から所得制限を撤廃したことで、公立高校の授業料は94.5%、私立高校の授業料は61.7%それぞれ下落した。
生活実感に近い生鮮食品を含む総合指数、生鮮食品とエネルギーを除く総合指数はそれぞれ1.8%上昇した。