米ファンド、セブン方針に賛同=スーパー事業の上場検討

時事通信社
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セブン&アイ・ホールディングスの看板
〔写真説明〕セブン&アイ・ホールディングスの看板(時事通信社)

 「物言う株主」として知られる米投資ファンドのバリューアクト・キャピタルは18日、セブン&アイ・ホールディングスによるスーパー事業の上場検討などについて賛同すると表明した。5月28日に予定されているセブン&アイの定時株主総会で、会社提案の取締役選任議案に賛成票を投じる方針も示した。

 バリューアクトは、主力のコンビニ事業を分離して集中的に投資すべきだと主張してきた。昨年の株主総会では会社側と対立し、取締役選任議案を株主提案。採決で会社側の議案が可決された経緯がある。 

 バリューアクトは、セブン&アイがスーパー事業の上場を「有力な選択肢」として検討を始めると表明したことについて、「最終的にはスーパー事業を連結から外すことに賛同する」との考えを示した。