【ニューヨーク時事】米小売り大手ターゲットが5日発表した2023年11月~24年1月期決算は増収増益だった。既存店売上高が想定ほど落ち込まなかったことが要因。米メディアによると、売上高と調整後の1株当たり利益は市場予想を上回った。
オンラインを含む既存店売上高は4.4%減にとどまった。ロイター通信によると、アナリストの予想は4.6%減。オンラインの売り上げが23年8~10月期と比べて大幅に改善したことが奏功した。
24年1月通期決算は減収増益だった。根強いインフレが続く中、家庭用品などの売れ行きが鈍ったことが響いた。通期の売上高が減少に転じたのは7年ぶり。
25年1月通期業績予想では、既存店売上高を横ばいから2%増、調整後の1株当たり利益を8.60~9.60ドルと見積もった。
◇ターゲット(TGT)決算の概要
23年11月~24年1月 前年同期
売上高 31,919 31,395
純利益 1,382 876
1株利益 2.98 1.89
(注)売上高と純利益の単位は100万ドル、1株利益は調整後、ドル