紳士服大手コナカと傘下の服飾雑貨サマンサタバサジャパンリミテッドは20日、経営統合することで基本合意したと発表した。株式交換による方式で行われ、効力発生日は7月1日を予定。サマンサはコナカの完全子会社となり、上場廃止となる見込み。サマンサのブランドは残す。
サマンサは1994年創業。主力のバッグをはじめ、若い世代の女性から絶大な支持を集めた。コナカが2020年に子会社化。コロナ禍の影響も受けて業績が低迷し、サマンサの23年2月期連結決算は純損益が19億円の赤字と、厳しい経営状況が続いていた。コナカと連携して収益の改善を目指す。