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コンビニ売上高、最高更新=人流増加、猛暑も―23年

(i-stock/Vorawich-Boonseng)

 日本フランチャイズチェーン協会が22日発表した2023年の主要コンビニエンスストアの売上高は、市場規模を示す全店ベースで前年比4.3%増の11兆6593億円だった。3年連続のプラスで、過去最高を更新した。新型コロナの5類移行による人流回復や、インバウンド(訪日客)の需要増加が寄与し、1店舗当たりの売上高が伸びた。記録的な猛暑で、アイスクリームや飲料の売れ行きが好調だった。

 一方、23年末時点の店舗数は、前年から125店舗減の5万5713店となった。  既存店ベースの売上高は、4.1%増の11兆1864億円。気温が高かった8月の売り上げの伸びが目立った。来店客数は2.9%増、1人当たりの平均購入額は1.1%増の723.5円。

 23年12月の既存店売上高は前年同月比4.2%増の1兆120億円で、2カ月ぶりのプラス。帰省や年末イベントで人出が増えた。