サンエー 沖縄電⼒、ローソン沖縄と使⽤済み⾷⽤油を燃料としてリサイクル、⽕⼒発電所で利用へ
沖縄を拠点にスーパーマーケットを展開するサンエー(沖縄県)は12月4日、地球温暖化対策の一環として、沖縄電⼒(沖縄県)、ローソン沖縄(沖縄県)と連携し、県内で使⽤された⾷⽤油を燃料としてリサイクルし、⽕⼒発電所で利⽤する取り組みを開始した。
この取り組みでは、県内のサンエー・ローソンの店舗で使⽤された⾷⽤油を回収し、それを原料としてバイオディーゼル燃料を製造。沖縄電⼒の⾦武⽕⼒発電所で、助燃⽤軽油(⽯炭の着⽕補助や、発電所を起動する際に使⽤する軽油)として利用される。これにより、年間約150トンのCO2排出削減が見込まれるという。
なお、使⽤済み⾷⽤油の回収は総合油脂(沖縄県)、バイオディーゼルの輸送はりゅうせき(沖縄県)と三菱商事エネルギー(東京都)、製造はアトラス(東京都)が担当する。
サンエー、沖縄電⼒、ローソン沖縄の3社は今後も、⾷⽤油の廃棄量低減および化⽯燃料の使⽤量低減を通して、低炭素社会の実現に貢献していくとしている。