パナソニックホールディングス(HD)は6日、東急などと協業し、空中配送ロボットを活用した新たな商品配送サービスの実証実験を開始すると発表した。配送における省力化や郊外住宅地における買い物の利便性向上を目指す。
実証実験は今月18日から来年3月末まで神奈川県川崎市のUR虹ヶ丘団地で行われる。住民が専用アプリから注文すると配達員が店舗から所定の位置まで商品を運び、団地内の受け取りボックスまでロープウェイ型の空中配送ロボットが届ける。それぞれの部屋まで届ける必要がないため世帯数が多い団地での配達時間短縮が見込める。パナHDによると、今後対象エリアの拡大も視野に入れているという。
パナHDの担当者は、「配送業界における人手不足解消や省力化に貢献していく」と話した。