アルビス 第2四半期は営業収益・営業利益とも堅調に推移
アルビスが10月31日に発表した2024年3月期第2四半期決算(連結4月1日~9月30日)は、営業収益が前年同期比3.1%増の484億7,700万円、営業利益は4.5%増の11億3,700万円となり、増収増益で半期を折り返した。
3年目となる第三次中期経営計画に基づき、第2四半期は第1四半期同様、「お客様の多様なニーズへの対応」、「従業員が挑戦できる環境の実現」、「業務基盤の活用による生産性の向上」、「事業を通じた地域社会の課題解決」に取り組んだ。
第1四半期に2店舗を改装し、第2四半期においても2店舗を改装して品揃えを充実。健康志向・時短ニーズに応えた商品の拡充、節約志向に対応するPB商品の販売強化のほか、特徴のある名物商品の開発に取り組んだことなどが功を奏し、既存店の売上は堅調に推移。前期オープンした新店2店舗も売上を底上げした。
生産性の向上については、試験的に導入したキャッシュレスセルフレジ・電子棚札の効果を検証し、導入店舗を拡大。また、プロセスセンターにおいては、継続的な製造工程の見直しと原価の改善に努め、物流面では積載率向上による運行数削減など、配送効率の向上に取り組んだ結果、売上総利益率は0.4ポイントアップして29.6%(売上総利益は141億9,100万円)となった。電気料の高騰などで販管費率は0.3ポイントほどアップして28.3%(販管費136億400万円)となったが、これを吸収して営業利益増につながった。