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三越伊勢丹HD AIの検知精度を向上させ、クレカ不正被害を防ぐサービス導入

MICARDとFARISのロゴ

 三越伊勢丹ホールディングスの子会社であるエムアイカード(東京都)は6月27日、クレジットカードの不正対策強化のため、インテリジェント ウェイブとPKSHA Technologyが開発する「FARIS 共同スコアリングサービス Powered by PKSHASecurity」の利用を開始したと発表した。

 日本クレジット協会によれば、2022年におけるクレジットカードの不正被害額は、過去最高の436億7,000万円だったことを背景に、エムアイカードでは、自社ならびに業界の不正対策強化のため初となる同サービスの導入を決定した。

 クレジットカードの不正手口に関するデータを導入社間で共有することによって、AIの検知精度を向上させ不正被害を防ぐサービスで、開発時における複数社で実施した検証において、既存の運用方法と比べ不正被害が約30%削減される結果となったという。