3月の米貿易赤字、9.1%減=4カ月ぶり縮小
【ワシントン時事】米商務省が4日発表した3月の貿易統計(国際収支ベース、季節調整済み)によると、モノとサービスを合わせた貿易収支の赤字額は前月比9.1%減の642億2800万ドル(約8兆7000億円)だった。貿易赤字の縮小は4カ月ぶり。輸出が増加した上に輸入が減少したことが主因。
輸出は2.1%増の2561億5000万ドル。新型コロナウイルスの感染拡大を徹底的に抑え込む中国の「ゼロコロナ」政策解除などが影響したとみられる。一方、輸入は0.3%減の3203億7800万ドル。
3月のモノの対中貿易(通関ベース、季節調整前)は輸出が22.1%増、輸入が0.6%増と前月比でいずれもプラス。赤字額は12.6%減の約166億ドルと、2020年3月以来の低水準となった。
国別のモノの赤字額の上位は中国、メキシコ、ベトナムが続き、日本は5位。