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4月の名古屋百貨店売上高、9.0%増=外出増え、行楽品好調

名古屋市の百貨店
行楽、イベントなどの再開で外出機会が増え、婦人服や紳士服のほか、スーツケースやスニーカーの売り上げが好調に推移した。(i-stock/Nirad)

 名古屋市内に主要拠点を置く4百貨店が1日発表した4月の売上高(速報)は、合計で前年同月比9.0%増の326億4100万円だった。行楽、イベントなどの再開で外出機会が増え、婦人服や紳士服のほか、スーツケースやスニーカーの売り上げが好調に推移した。気温上昇により、日焼け対策として帽子などの商品も伸びた。

 ジェイアール名古屋高島屋は10.2%増の143億1900万円、松坂屋名古屋店は12.5%増の93億6500万円、名古屋三越(2店)は6.5%増の62億5000万円。

 一方、名鉄百貨店本店は1.5%減の27億700万円。前年に時計や美術などの高額品の大口受注があった反動に加え、恒例の物産展の開催時期が前年とずれたことも響いた。ただ、入店客数は前年同月比10.5%増えており、計画していた売り上げは確保できたという。店頭の巨大マネキン「ナナちゃん」が4月下旬に50歳の誕生日を迎え、関連グッズの売り上げは前年比300%を超える日もあった。