【サンパウロ時事】ブラジル経済紙バロルは10日、スイス食品大手ネスレが世界に先駆けてブラジルで、従来のアルミニウムではなく紙と生分解性ポリマーで作られたカプセル入りの「ドルチェグスト」ブランドのコーヒーを発売すると報じた。12月1日にウェブサイト上で販売を開始し、7日にサンパウロ中心部にメガストア「ドルチェグスト・ネオ」を開設。月内に市内のショッピングモール内に3カ所の売店をオープンさせる予定という。
同社ブラジル法人のメルヒオル社長は「ネスレはブラジルにおいて20億レアル(約533億円)の投資を実施し、『ESG(環境・社会・企業統治)コーヒー』に賭ける」と強調。一方で、「まだ需要の大きさが分からないため、大規模な販売は行わない」としている。