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RIZAP、ワンダーコーポを買収、カスミの持ち株など取得

 フィットネスクラブなどを運営するRIZAPグループは2月19日、ゲームソフトや音楽・映像ソフトなどを販売するワンダーコーポレーション(茨城県つくば市)を株式公開買い付け(TOB)などを通じて子会社化すると発表した。

 ワンダーコーポは食品スーパーのカスミの家電事業を分離して、1988年にカスミ家電として設立、2000年に現社名に変更した。カスミは現在も株式の約43%を保有する筆頭株主だが、TOBに応じて全株を手放す。譲渡額は約23億円となる見込み。

 RIZAPは16年にインテリア雑貨専門店のパスポート、17年にスポーツ用品専門店「B&D」を買収するなど小売事業を強化している。ワンダーコーポの17年2月期の売上高は741億円だが、ソフト販売の不振などで2期連続の営業赤字を計上した。

 RIZAPはTOBと第三者割当増資の引き受けによってワンダーコーポを子会社化し、経営の建て直しを図る。ジャスダック上場のワンダーコーポは、子会社となった後も上場を維持する予定。