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【ニトリHD】3~8月期は2.1%の営業減益、円安で原価率上昇

  ニトリホールディングス(HD)が発表した2017年3~8月期の連結業績は、売上高が前年同期比11.5%増の2839億円、営業利益が2.1%減の481億円と増収減益だった。

  既存店売上高は2.3%増と好調で、店舗数が23店舗増えたこともあり2ケタの増収を確保した。一方、前年同期に比べて円安が進行したことで海外生産商品の仕入原価が上昇、粗利益率が1.0ポイント低下した。また、東京・渋谷に大型店を出店するなど都市部への出店を増やしたことで賃借料や宣伝費が増加、販売管理費は15.9%増と売上高の伸びを上回った。

  18年2月期通期の営業利益は15.4%増の990億円と増益を見込む。今秋から「&Style」に新しい商品ラインを追加するなどプライベートブランドの品揃えを強化する。下期に中国で12店舗の純増を計画するなど積極的な出店を続ける。通期の売上高は10.7%増の5680億円となる見通しだ。