【米ウォルマート】17年1月期は微増収減益、賃上げ響く

2017/02/24 00:00
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 米ウォルマート・ストアーズが発表した2017年1月期の業績は、売上高に当たる営業収益が前期比0.8%増の4858億ドル(約54兆8954億円、1ドル=113円換算)、営業利益は5.6%減の227億ドル(約2兆5651億円)、純利益が7.2%減の136億ドル(約1兆5368億円)だった。

 

 米国事業の売上高は3.2%増えたが、ドル高の影響で国際事業が5.9%の減収となり、全体では微増収にとどまった。16年2月以降、米国内の時間給従業員120万人の賃上げを実施した影響で販管費が5.0%増加し、減益につながった。

 

 足元の売り上げは堅調で、17年1月期第4四半期(16年11月?17年1月)の米国事業の既存店売上高は前年同期比1.8%増と9四半期連続のプラスを記録。客数の伸びが売り上げの増加につながっている。国際事業の第4四半期の売上高は5.1%減だったが、為替変動の影響を除けば3.0%の増収。海外11市場のうち10の市場で既存店売上高は通期でもプラスだった。

 

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