総務省が21日発表した9月の全国消費者物価指数(2020年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が102.9と、前年同月比3.0%上昇した。上昇率は消費税増税が影響した14年度を除けば、1991年8月以来、31年1カ月ぶりの高さ。
上昇は13カ月連続で、伸び率が2%を上回るのは6カ月連続。
物価を押し上げた項目では、エネルギーが16.9%上昇。このうち電気代は21.5%、都市ガスは25.5%と大幅に伸びた。生鮮食品を除く食料も4.6%上昇した。
消費者の実感に近い、生鮮食品を含む全体の総合指数は3.0%上昇した。
生鮮食品とエネルギーを除く総合指数は1.8%伸びた。