【アマゾン】一押しで食品・日用品を注文、「ダッシュボタン」開始

2016/12/07 00:00
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 アマゾンジャパン(東京都目黒区)は12月5日、食品や日用品を簡単に注文できるボタン型の無線端末「Amazon Dash Button(アマゾンダッシュボタン)」の販売を始めた。

 

 一つのダッシュボタンで注文できる商品は一種類となっており、販売開始時点では、花王「アタック」、サントリー食品インターナショナル「サントリー天然水」など40種類ほどのダッシュボタンをラインアップした。

 

 ダッシュボタンの販売は年会費3900円(税込)のアマゾンプライム会員のみが対象で、価格は一つ500円。ただ、初回注文時に商品代金が500円割引されるので、実質的には無料。

 

 2015年に米国で発売したダッシュボタンは先ごろ、フランス、ドイツ、イギリスなど欧州7ヵ国でも販売を開始した。米国ではボタンを通じた注文が前年比で5倍以上に伸びているという。

 

 エフティ資生堂が「UNO」など主要6ブランドすべて、ユニ・チャームが紙おむつの旗艦ブランド「ムーニー」と「ライフリー」をダッシュボタンで注文できるようにするなど大手メーカーも協力的で、ラインアップは今後も増えそうだ。

 

 一方、家電など機器メーカー向けにはダッシュボタンの機能を機器に搭載できるクラウドサービス「アマゾンダッシュリプレニッシュメント」の提供を開始した。日本ではアイリスオーヤマ、エレコム、シャープ、船井電機、三菱レイヨン・クリンスイなどが同サービスの利用を決めた。アイリスオーヤマは炊飯器でコメを、三菱レイヨン・クリンスイは浄水器でカートリッジを自動注文できるようにする。

 

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