【ラオックス】 営業利益は85%減に、訪日客の客単価減少で

2016/08/17 00:00
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 免税店大手のラオックス(東京都港区)は8月12日、2016年12月期の連結営業利益が前期比85.4%減の12億5000万円になりそうだと発表した。期初予想に比べて57億5000万円の大幅な下方修正となる。連結売上高は前期比29.9%減の650億円と期初予想を350億円下回りそうだ。

 

 訪日客の客数は増えているものの、客単価が落ち込んでいることが要因。同社のレジ通過客の客単価は6月が2万1404円と前年同月に比べて42.9%減少した。1?6月のレジ通過客数は9.6%増えたが、5月と6月は前年割れとなった。

 

 観光庁の調べでも、訪日外国人客の1人当たりの買い物代は1?3月が前年同期比7.0%減、4?6月が21.5%減となっており、中国人を中心とした爆買いの動きは沈静化している。

 

 同時に発表した16年1?6月期の連結業績は、売上高が22.4%減の350億円、営業利益は90.9%減の4億5400万円だった。

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