イオンと花王は６月７日、関東と中部の間でトラックの中継輸送を始めた。静岡県内の中継地点で両社のトレーラーがコンテナごと積み荷を交換、相手企業の配送センターに届ける。
復路での積み荷不足が解消され積載効率が向上するほか、運行本数も削減できる。全体として運賃コストは27％、二酸化炭素排出量は約12％削減できると見込む。従来は両社とも関東・中部間を１泊２日で往復していたが、新方式では中継地点まで日帰りでき、ドライバーの負担が軽くなる。
花王の川崎ＬＣ（ロジスティクスセンター）から納品された製品をイオン関東ＲＤＣ（地域配送センター）で受け取り、静岡の中計地点まで運ぶ。そこで花王豊橋工場から来たトラックと積み荷を交換、花王の川崎ＬＣに届ける。
小売業とメーカーの大手企業同士が、トラックの中継輸送を行う初めての事例となる。