ファーストリテイリングが発表した国内ユニクロ事業の3月の売上高は、既存店ベースで前年同月比0.3%の微減だった。前年割れは3ヵ月ぶり。
客単価は9.1%上がったものの、客数が8.6%減少した。ユニクロでは2014年と15年の2度に渡って値上げを実施した効果で客単価は前年比プラスが続いているが、客数は減少基調にあり、16年8月期に入ってからもプラスとなったのは1月だけ。3月までの累計では客数は6.5%のマイナスとなっている。
このため、ユニクロでは2月から値下げセールの頻度や対象商品を減らす一方で、一部商品の定番価格を引き下げるなどの施策を打っている。