【ニトリ】日本初のロボット倉庫を稼働、通販商品発送
ニトリホールディングス(HD)の物流子会社、ホームロジスティクス(札幌市)は日本初の積み木型ロボット倉庫を川崎市の通販発送センターで稼働させた。
商品が入ったコンテナを積み木のようにすき間なく積み上げ、その上に組まれたグリッド(格子)状のレールをロボットが走行、目的のコンテナを吊り上げ、ピッキングステーションに運ぶ。
ピッキング担当者が庫内を動き回って商品を探す手間が省け、作業ミスも防げる。また、通路スペースを削減でき、コンテナを積み上げて高密度で保管できるため、スペース効率が高まる。
ノルウェー企業と提携して日本でこのロボット倉庫システムを販売する岡村製作所によれば、ホームロジスティクスの通販発送センターでは生産性が3.75倍に向上、在庫面積は40%削減できるという。
ニトリHD傘下のニトリはインターネット通販に加えて、今年2月からは通販カタログの発行も開始、通販事業の拡大に注力している。