ファーストリテイリングは1月7日、2016年8月期の連結業績(国際会計基準)予想を引き下げた。15年9~11月期が暖冬の影響で苦戦したことが要因。
売上高に当たる売上収益は従来予想から1000億円引き下げて前期比7.0%増の1兆8000億円、営業利益は同じく200億円引き下げて9.4%増の1800億円とした。
国内ユニクロ事業は9~10月は好調だったものの、気温の高かった11月に秋冬物が苦戦。既存店売上高が2.3%の減収となった結果、営業利益は12.4%減少して448億円となった。
海外ユニクロ事業においても世界的な暖冬の影響などにより、中国・香港・台湾および米国で既存店売上高が前年を下回り、営業利益は14.2%減の208億円だった。
一方、低価格のジーユーが好調だったグローバルブランド事業の営業利益は29.7%増えて124億円となった。
なお、同日発表した15年12月の月次売上高は既存店ベースで11.9%減となり、2ヵ月連続で前年実績を下回った。12月も気温が高めに推移したため客数が14.6%減と大きく落ち込んだ。客単価は3.1%増だった。