イズミ、スーパー大栄を完全子会社化、立て直し急ぐ

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 イズミ(広島市)は11月30日、スーパー大栄(北九州市)を株式交換で完全子会社化することを決めた。

 イズミは九州地域での食品スーパー事業強化のために2014年1月に資本・業務提携を結び、19.9%を出資、15年2月には株式公開買い付けで出資比率を50%強に引き上げ、連結子会社化した。

 イズミと提携後、スーパー大栄は既存店活性化や仕入れ・物流の共同化、イズミの電子マネー導入などによる競争力強化を図っているが、15年3月期は5億円の営業赤字、16年2月期も8500万円の営業赤字見通しと業績不振が続いている。イズミは完全子会社化によって、スーパー大栄の立て直しを急ぐ。

 スーパー大栄は福岡証券取引所に上場していているが、2月15日付けで上場廃止となった後、同18日にイズミの完全子会社となる。株式交換後、スーパー大栄は減資を行い、財務体質の改善を図る。

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