NEC、顔認証決済サービスをパッケージ化 学校売店で採用
NECは「顔認証決済サービス」をバッケージ化し、全寮制の中一貫校である海陽中等教育学校(愛知県蒲郡市)の売店に納入する。パッケージ化されたサービスを採用することで、海陽は短期での導入を実現できる。決済金額に応じた従量課金でサービス利用料を支払う。
海陽の生徒・教職員がさまざまな物品を購入する売店で、10月から運用を開始する予定。売店利用者は、手ぶら、非接触で買物ができるようになる。
海陽では、トラブル回避の観点から生徒に現金を持たせず、校内での買物に決済用ICカードを利用させていた。だが、独自の決済システムを運用していたことから、コスト負担が大きいことに加え、生徒が決済用ICカードを紛失してしまうなどの課題があった。
2021年には顔認証決済に対応した自動販売機を設置したが、今回、売店でも顔認証決済を導入することにした。生徒本人と保護者の同意のもとで、生徒の顔写真や決済に使うプリペイドカードなどの情報をシステムに登録する。一度登録すれば、売店レジに設置したタブレットで本人認証でき、マスクをしたままでも非接触での決済が可能になる。